2025年6月25日(日本時間26日)、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催されたNBAドラフトは、多くのドラマとサプライズに満ちた一大イベントとなりました。わずか1.8%の確率で全体1位指名権を引き当てたダラス・マーベリックスや、将来性に賭けたブルックリン・ネッツの動向まで、本記事では勝者・敗者・注目の選手・全指名リストを網羅してお届けします。
🏆 勝者(WINNERS)
🔹 ダラス・マーベリックス(評価:B)
- 1位指名:クーパー・フラッグ(G/F・203cm)
- ドンチッチを放出したマブスが、歴代最高クラスと評されるフラッグを獲得。守備・得点・リーダーシップすべてを兼ね備えたフランチャイズの柱担ってほしいです。
🔹 サンアントニオ・スパーズ(評価:A)
- 2位:ディラン・ハーパー(G)/14位:カーター・ブライアント(F)
- ハーパーはピック&ロールの天才、ブライアントは3&D型ウィングで、ウェンバンヤマとの相性も抜群。
🔹 アトランタ・ホークス(評価:A)
- 指名権をトレードで巧みに運用。特に2026年の無保護1巡目指名権を獲得した点が高評価。
- 23位指名:エイサ・ニューエル(F/C・206cm) もチームに必要な即戦力。
🔹 マイアミ・ヒート(評価:A-)
- 20位:カスパラス・ヤクチョニス(G・195cm) はロッタリー候補だったが指名順位が下がり、ヒートが巧妙に拾った。
🔹 ユタ・ジャズ(評価:B+)
- 5位:エース・ベイリー(G/F・202cm)/18位:ウォルター・クレイトンJr.(G・188cm)
- ベイリーは懸念もあったが才能は本物。クレイトンJr.もシューターとして即戦力。
📉 敗者(LOSERS)
🔻 フェニックス・サンズ(評価:B)
- 10位:カマン・マルアチ(C)
- その直後にセンターのマーク・ウィリアムズをトレードで獲得。重複が疑問視され「リソースの非効率な使用」と批判。
🔻 ニューオーリンズ・ペリカンズ(評価:F)
- 13位:デリック・クイーン(F/C)
- ホークスからこの指名権を獲得する代わりに、2026年無保護1巡目指名権を譲渡。将来的な大損リスクあり。
🔻 ブルックリン・ネッツ(評価:C+)
- 合計5つの1巡目指名をトレードせずに使用。
- **8位:イェゴール・デミン(G・204cm)**は「時期尚早な指名」と評価されるなど、若手のスキル重複が問題視。
🔻 エース・ベイリー(個人評価:C)
- ワークアウト拒否や面談拒否など、ドラフト前の態度が各チームに悪印象を与えたとされる。
🌍 注目のトレンド・選手
- 国際選手の台頭:今年のドラフトでは海外出身の選手が1巡目後半に複数指名。NCAA以外の育成ルートが存在感を増している。
- **ヤン・ハンセン(216cm/C)**の16位指名は、今年最大の“サプライズピック”。
- **LAクリッパーズ(30位:ニーダーハウザー)やメンフィス・グリズリーズ(11位:セドリック・キャワード)**も評価が割れる結果に。
🔚 総評
2025年のNBAドラフトは、サプライズと戦略が入り混じる“未来を左右する一夜”でした。特にマーベリックスやスパーズのようなビジョンあるチームは確実な強化を果たし、ネッツやサンズのような“疑問の残る選択”は今後の動向次第で評価が変わる可能性も。
あなたの応援するチームは「勝者」でしたか?それとも「再評価待ち」でしょうか?来季のルーキーたちの活躍に注目です!