この記事は「2025年NBAフリーエージェント」について全3部構成でお届けしています。
- ▶ Part1:今オフのトレンドと大型契約まとめ(本記事)
- ▶ Part2:FA・トレード全選手リスト
- ▶ Part3:チーム別補強評価
NBA2025年オフシーズン開幕!FA解禁とその影響
2025年6月30日(現地時間午後5時)にNBAのフリーエージェント(FA)交渉が正式に解禁され、各チームは2025-26シーズンに向けて本格的な補強に乗り出しました。特に今オフは、FA開始直後から複数のビッグネームが動き、市場は活況を呈しています。
2025-26シーズンのサラリーキャップと制度概要
今季のサラリーキャップ推移
NBAは2025-26シーズンのサラリーキャップを1億5,464万7,000ドルに設定。前年から約10%の上昇で、ラグジュアリータックスの閾値も上昇しました。
モラトリアム期間とは?
FA解禁直後の1週間(〜7月6日)に設けられている「モラトリアム期間」は、交渉や契約合意は可能ですが、正式契約はできません。この期間を経て、契約がリーグに登録されます。
今オフの移籍・契約のトレンドは?
- サイン&トレードの活用増
- ミッドレベル例外の有効活用
- 贅沢税を避ける動きやセカンドエプロン対策
特に財政上の制限が強化されたことで、各球団は創意工夫しながら補強を進めています。
注目の大型契約トップ10(抜粋)
選手名 | チーム | 契約内容 | 備考 |
---|---|---|---|
ジャレン・ジャクソンJr. | グリズリーズ | 5年2億4000万ドル | 最終年はPO |
カイリー・アービング | マーベリックス | 3年1億1900万ドル | PO破棄して延長 |
ナズ・リード | ウルブズ | 5年1億2500万ドル | 6thマン契約としては破格 |
ジェームズ・ハーデン | クリッパーズ | 2年8150万ドル | 2年目は部分保証 |
ジャバリ・スミスJr. | ロケッツ | 5年1億2200万ドル | 若手核として長期契約 |
ジュリアス・ランドル | ウルブズ | 3年1億ドル | PO破棄の上で延長 |
フレッド・バンブリート | ロケッツ | 2年5000万ドル | 年俸ダウンで再契約 |
ドリアン・フィニー=スミス | ロケッツ | 4年5300万ドル | ブルックスの穴埋め |
ニック・アレクサンダー・ウォーカー | ホークス | 4年6200万ドル | S&Tで加入 |
ルーク・コーネット | スパーズ | 4年4100万ドル | ウェンビーの控え補強 |
まとめ:2025年オフは“柔軟性”がカギ
FA初日の契約を見ても明らかなように、各球団は財政と戦力のバランスを取りながら戦略的に補強を進めています。
このあとも動きが予想されるFA・トレード市場。次回は、「FA契約&移籍選手完全リスト」をお届けします。
この記事は「2025年NBAフリーエージェント」について全3部構成でお届けしています。
- ▶ Part1:今オフのトレンドと大型契約まとめ(本記事)
- ▶ Part2:FA・トレード全選手リスト
- ▶ Part3:チーム別補強評価