インディアナ・ペイサーズのエース、タイリース・ハリバートンがNBAファイナル第5戦で右ふくらはぎを負傷。第6戦への出場が不透明な状況に直面しています。ペイサーズは現在、オクラホマシティ・サンダーとのシリーズで2勝3敗と後がない状況。ホームで迎える第6戦で勝利し、決着を第7戦に持ち込むことが絶対条件です。
■ 怪我の状態と影響
ハリバートンが負ったのは、右ふくらはぎの肉離れ。一般的にグレード1(最も軽度)の場合でも、回復には7〜10日程度を要するとされています。
■ 強い出場意欲とリスクのはざまで
そんな中、ハリバートン本人は第6戦への強い出場意欲を示しています。第5戦後のインタビューでは、「歩けるならプレイする」と力強く語り、「ファイナルの舞台に立つために努力してきた。どんな形でもチームメイトと戦いたい」と決意を表明。現在は24時間体制で、マッサージや鍼治療、高気圧療法など、あらゆる手段を尽くして回復に努めているとのことです。
ただし、ふくらはぎの筋肉はアキレス腱や靭帯と密接に関係しており、無理にプレーすればさらなる悪化を招くリスクも。チームと本人の判断が難しい局面に差し掛かっています。
■ チームの対応とカギを握る選手たち
ペイサーズのリック・カーライルHCは、ハリバートンの出場可否について「試合当日の午後までは判断できない」とコメント。「ウォークスルーにはすべて参加したが、まだ全力疾走はしていない」と現状を説明しています。もし出場が困難と判断されれば、無理はさせない方針です。
仮に出場できたとしても、100%の状態ではない可能性が高く、チームとしてはパスカル・シアカムやマイルス・ターナーといった他の主力選手たちのさらなる奮起が求められます。第5戦では、ハリバートンがフィールドゴールを決められなかった時間帯でも、ペイサーズは2点差まで詰め寄るなど、チーム全体にまだ戦う力は残されています。
カーライルHCも、ハリバートンの状態を加味した戦略で第6戦に臨む構えです。
いよいよ2024-25シーズンも大詰め。ペイサーズが本拠地で奮闘し、シリーズを第7戦までもつれ込ませることに期待したいですね!