2025年6月28日、シカゴ・ブルズはガードのロンゾ・ボールをクリーブランド・キャバリアーズへトレードし、その見返りとしてフォワードのアイザック・オコロを獲得しました。このトレードはESPNのシャムズ・シャラニア氏により報じられ、複数のメディアによっても確認されています。
🔁 トレードの概要
- シカゴ・ブルズ獲得:アイザック・オコロ(SF)
- クリーブランド・キャバリアーズ獲得:ロンゾ・ボール(PG/SG)
🔍 ロンゾ・ボールのプロフィールと移籍の背景
- 2017年NBAドラフト全体2位指名。大型PGとして注目を集めた存在。
- ブルズでは過去4シーズン在籍。しかし膝の故障に悩まされ、2022-23および2023-24シーズンは全休。
- 今季(2024-25)は復帰を果たし、35試合で平均7.6得点、3.4リバウンド、3.3アシスト、1.3スティールを記録。
- ブルズとは今年2月に**2年2000万ドル(2年目はチームオプション)**で契約延長を結んでいた。
- 健康が維持できれば、ディフェンス力とゲームメイク力に優れた選手として評価されている。
- キャブスでは、ダリアス・ガーランドやドノバン・ミッチェルと共存可能なサイズあるガードとして期待される。
🛡️ アイザック・オコロのプロフィールと期待値
- 2020年ドラフト全体5位指名のスウィングマン。
- 昨季(2024-25)は新HCケニー・アトキンソン体制下で出場機会が減少し、平均6.1得点、19.1分間の出場にとどまる。
- プレーオフではさらに出場時間が縮小し、4.6得点/14.2分と低迷。
- 2024年にキャブスと3年3300万ドルの契約を結んでおり、今季は1100万ドル、来季は保証された1180万ドルが支払われる。
- ブルズにとっては「試しの獲得(flier)」であり、守備力と身体能力にポテンシャルを見出しての獲得。
💬 ファン・コミュニティの反応
キャバリアーズファンの声:
- 「オコロの契約から解放されたのは大きい」「来年ボールを放出するか、トレード資産にできる」といった声が多く、金銭的な柔軟性を評価。
- 「ロンゾは健康ならオコロより明らかに上」「Sneaky value(思わぬお買い得)」という見方も。
ブルズファンの声:
- 「ロンゾの対価としては弱すぎる」「ピックが欲しかった」という不満が目立つ。
- 「ドラフトバストのウィリアムズに続き、また失敗候補を取ってしまった」と辛辣な意見も。
中立的な見解:
- 「お互いがリスタートを必要としている“様子見”トレード」
- 「怪我がちでポテンシャルはあるが、どちらも再浮上が必要」との分析が多い。
✍️ 編集後記:このトレードの意味
今回のトレードは、どちらの球団にとっても“ハイリスク・ハイリターン”の要素を孕んでいます。
キャブスはロンゾ・ボールの復活に賭け、ブルズはオコロの才能に再び火をつけようとしています。
健康と環境次第で、どちらの選手もチームにとって大きな戦力となる可能性があります。