2025年オフシーズン、ミルウォーキー・バックスが大きな決断を下しました。デイミアン・リラードの解雇と、マイルズ・ターナーとの4年契約という大胆な動きは、チームの未来に向けた再構築の始まりです。この記事では、その背景や契約内容、チームの狙いをわかりやすくまとめます。
🔎 目次
📉 リラード契約解除とその影響
バックスは、2025年プレーオフ中にアキレス腱を断裂したデイミアン・リラードをウェイブ(解雇)しました。2025-26シーズンの出場が厳しいとされる中、残りの契約(約1億2,180万ドル)を5年に分割して支払う「ストレッチプロビジョン」を活用。この方法により、サラリーキャップの柔軟性を確保しながら、再編の布石を打ちました。
一部では、「わずか1年でリラードに投じた資産を失った」との批判もありますが、チーム側はあくまで“将来を見据えた戦略的判断”と位置づけています。
🛡️ マイルズ・ターナー獲得の背景と期待
リラードの解雇によって生まれたキャップスペースを活用し、バックスはフリーエージェントのセンター、マイルズ・ターナーと4年1億700万ドルで契約しました。契約には、最終年のプレイヤーオプションと15%のトレードキッカーが含まれています。
ターナーはインディアナ・ペイサーズで10年間活躍した選手で、守備力と3Pシュートの精度を兼ね備えた「現代型ビッグマン」。特に、NBAファイナル進出を果たした2024-25シーズンには、チーム記録となる46ブロックを記録し、700本以上の3Pと1,400ブロック超えを達成した歴史的プレイヤーの1人です。
同タイプのブルック・ロペスがクリッパーズへ去ったことで、ヤニス・アデトクンボとの相性も含め、即戦力としての期待がかかります。
🧠 チーム再編の意図と今後の展望
今回の動きは、ヤニス・アデトクンボの全盛期に合わせて「勝てるチーム」を維持するための再構築です。GMジョン・ホルストとCAAの交渉により、限られたキャップ状況下でも強力な戦力維持に成功しました。
2020年のドリュー・ホリデー、2023年のデイミアン・リラード、そして今回のターナー。バックスは常に“ヤニスに勝たせる”という一貫した哲学で動いており、今季の補強もその延長線上にあります。
🔄 その他の補強とサラリーキャップの動き
マイルズ・ターナー獲得以外にも、以下の選手たちと契約・再契約を結び、ローテーションの安定化を図っています。
- ボビー・ポーティス:3年4,400万ドル(最終年PO付き)
- ゲイリー・トレントJr.:2年750万ドル(PO付き)
- タウリアン・プリンス:2年710万ドル(2年目PO付き)
- ケビン・ポーターJr.:2年1,100万ドル(2026-27年PO付き)
2025-26シーズンのサラリーキャップ状況も更新されています。
- サラリーキャップ:1億5,464万7,000ドル
- ラグジュアリータックスライン:1億8,789万5,000ドル
- 第1エプロン:1億9,594万5,000ドル
- 第2エプロン:2億782万4,000ドル
💬 まとめ|バックスは“リセット”か“再挑戦”か?
デイミアン・リラードの解雇は衝撃的です。。。しかし、マイルズ・ターナーという守備と機動力を兼ね備えたビッグマンを加えたことで、ブルック・ロペスの穴を埋め、バックスは再び“勝ちにいく姿勢”を鮮明にしました。
ヤニス・アデトクンボを中心としたこの新体制が、再びイーストの覇権争いに食い込むことができるのか、2025-26シーズンは注目です。
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