【2025年NBAファイナル総まとめ】サンダーが悲願の初優勝!ハリバートン負傷に揺れた激闘第7戦

2024‐2025

サンダーが球団史上2度目のNBA王者に

2025年のNBAファイナルは、オクラホマシティ・サンダーがインディアナ・ペイサーズを4勝3敗で破り、悲願の初優勝を果たしました。これは、2008年にシアトルからオクラホマシティに移転して以来、初の優勝。シアトル・スーパーソニックス時代を含めると、実に46年ぶり、球団史上2回目のNBAタイトル獲得となります。


第7戦のハイライト:ハリバートン負傷とSGAの輝き

最終戦はペイコム・センターで行われ、サンダーが103-91で勝利。序盤は互角の展開でしたが、第1クォーター残り4分55秒、ペイサーズのタイリース・ハリバートンが右ふくらはぎを痛めて途中退場。これは第5戦でも痛めていた箇所で、非接触型の負傷でした。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)はこのアクシデントについて「気の毒でならない。こんなことが起きるのは不公平だ」と語り、心を痛めた様子を見せました。ペイサーズのシアカムもハリバートンの献身とリーダーシップを称え、彼の無私な姿勢に感動したと語っています。

第3Qにはターナーの得点で56-56の同点に持ち込むも、ここからサンダーが主導権を奪取。SGAはこの局面で14連続得点に絡み、最終的に29得点・12アシストの大活躍を見せました。


勝利を支えた戦術とカルーソの躍動

指揮官マーク・デイグノートHCはハーフタイムにカルーソを投入する決断を下し、これが的中。カルーソは32分出場で10得点・3リバウンド・3スティールを記録し、チームディフェンスを支えました。彼は若いチームにとって「成功から学ぶこと」ができたのが特長だったと振り返っています。

サンダーはペイサーズから23ターンオーバーを誘発し、そこから32得点を奪取。泥臭くも粘り強い守備が勝利のカギとなりました。


ファイナルMVPはSGA

SGAはシリーズ平均30.3得点、5.6アシスト、4.6リバウンドという圧倒的な成績を残し、満票でファイナルMVPを受賞。レギュラーシーズンMVPとW受賞は2013年のレブロン・ジェームズ以来で、NBA史上11人目の快挙です。


シリーズの全体像と展望

サンダーはホームゲームの144分中、実に141分でリードするなど、シリーズを通して主導権を握りました。特にハリバートン離脱後のペイサーズのターンオーバー増が勝負を左右しました。


今後の展望:両チームの明暗は?

◉ オクラホマシティ・サンダー

NBA史上最年少の第1シードとして優勝を果たしたサンダー。SGA、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンらを軸に、GMサム・プレスティのドラフト戦略がさらなる王朝構築を後押しします。財政的にも余裕があり、来季の優勝候補筆頭と目されています。

◉ インディアナ・ペイサーズ

ハリバートンの負傷は来季にも影響を及ぼす可能性がありますが、チームは「戦い抜いた誇り」を胸に再起を期します。唯一のFAであるターナーとの再契約を目指し、引き続き競争力を維持する構えです。


最後に

激闘の末にサンダーが栄光を手にし、ペイサーズが涙をのんだこのシリーズは、間違いなく長く語り継がれることでしょう。試合終了後、松葉杖をつきながら仲間を出迎えたハリバートンや、涙を流すマコーネルの姿は、ファンの胸に深く刻まれました。

この素晴らしいシリーズに、感謝の気持ちを込めて。

両チームの選手たち、本当にありがとう!

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