2025年のNBAドラフトは、リーグの未来を左右する歴史的なイベントとして大きな注目を集めています。特に、わずか1.8%の確率を覆して全体1位指名権を獲得したダラス・マーベリックスの動向は、NBAファンの間で話題騒然です。
当日の指名権トレードも含め楽しみですね!
◆ 開催概要:今年のNBAドラフトは2日制に
- 開催地:ニューヨーク・バークレイズ・センター
- 日程: - 1巡目:6月26日(日本時間 午前9時〜) - 2巡目:6月27日(日本時間 午前9時〜)
- 配信:NBA Rakutenが全ラウンドをライブ中継
指名間の持ち時間は、1巡目が5分、2巡目が4分と設定されています。
◆ ダラス・マーベリックスが1位指名権を獲得した奇跡
1位指名の本命と見られていたユタ・ジャズ、ウィザーズ、ホーネッツ(それぞれ14%の確率)は順位を落とす一方、マーベリックスは奇跡的にジャンプアップ。これは、2019年のロッタリー制度改革以降最大の順位上昇となりました。
ルカ・ドンチッチのトレードとフラッグ指名の背景
ドンチッチをロサンゼルス・レイカーズに放出したことで、マブスには主にGMの二コハリソンへの批判の声が殺到。そんな中での1位指名獲得とクーパー・フラッグの登場は、まさに「救済劇」として語られています。
シーズン序盤主力の怪我にカイリー・アービングの怪我、ADの怪我、本当に悲しかったです。
◆ クーパー・フラッグ:新たなダラスの象徴
トレードにショックを受けながらも前を向く姿勢
フラッグはドンチッチの電撃移籍に驚きを隠せなかったものの、「どんな状況でも自分らしく成長を目指す」と語り、プレッシャーを跳ね返すメンタルの強さを見せています。
ダラスを“夢の舞台”と語る理由
彼にとってマーベリックスは憧れの地。デューク大学時代のコーチ、ジョン・シャイアーも「彼にとって完璧な環境」と評しており、カイリー・アービングやデレック・ライブリーIIといったデュークOBとの共闘も期待されています。
経済面でも即効果
- シーズンチケットの更新率:75〜80%
- ロッタリー後の新規売上:約12.5億円
- 停滞していたスポンサー契約も再開し、球団史上2番目の大型契約が成立
◆ その他注目選手
ディラン・ハーパー(ラトガース大学)
- ポジション:コンボガード
- 特徴:鋭いオフェンス直感、正確なフットワーク、視野の広さ
- 評価:クーパー・フラッグに次ぐコンセンサス2位
ジェレマイア・フィアーズ(オクラホマ大学)
- 異色の経歴:高校3年から前倒しで大学進学
- 成績:アリゾナ戦で26得点、ジョージア戦で29得点
- 課題:3P精度だが、フィジカル成長期の影響と分析されている
評価:「もし本来のシュート力を取り戻せば、フラッグに次ぐ魅力的な選手になる」