はじめに
2025年7月17日、デイミアン・リラードが古巣ポートランド・トレイルブレイザーズと再契約。
短いバックスでの期間を経て、再び“Rip City”に戻ってきました。
本記事では、その感動の復帰劇を中心に、2025年オフシーズンにおけるトレイルブレイザーズの主な動きを時系列で紹介します。
また、現在のロスターやリラードの歩みもあわせてまとめています。
2025年オフシーズンの動き(時系列まとめ)
- 2025年6月29日: ディアンドレ・エイトンとの契約バイアウトに合意。ラグジュアリー・タックスラインを回避し、若手ビッグマンにプレー機会を創出。
- 2025年6月30日: エイトンのバイアウトとウェイバー公示を正式発表。
- 2025年7月1日: デイミアン・リラードがバックスからウェイブされ、フリーエージェントに。
- 2025年7月上旬: ハンセン・ヤン(ルーキー契約)とケイレブ・ラブ(ツーウェイ契約)を発表。
- 2025年7月7日: ホリデーとサイモンズのトレードをセルティックスと正式合意。
- 2025年7月10日: ジェームズ・ポージーがアシスタントコーチに就任。
リラードが投稿したSNSと「Together Again」の演出
2025年7月17日、リラードはX(旧Twitter)で次のような投稿を行いました。
RipCityyyyyyyyyyyyyyyyy!!!!!!!!!
https://x.com/Dame_Lillard/status/1945970090022973460
添付された動画の最後には「Together Again.(再び一緒に)」という言葉が映し出され、多くのファンの心を打ちました。
元チームメイトであるパトリック・ベバリーは、この復帰について次のようにコメントしています。
「リングを追うことじゃない。バスケ選手が望むのは、心の平穏と、良いバスケ。デイムが戻るのは正しい。」
現在契約のあるのロスター(2025-26シーズン)
選手名 | POS | 年齢 | 身長 |
---|---|---|---|
デイミアン・リラード | PG | 35 | 6’2″ |
ジュルー・ホリデー | PG | 35 | 6’4″ |
スクート・ヘンダーソン | G | 21 | 6’3″ |
ドノバン・クリンガン | C | 21 | 7’2″ |
シェイドン・シャープ | SG | 22 | 6’5″ |
ジェラミ・グラント | SF | 31 | 6’7″ |
クリス・マレー | F | 24 | 6’8″ |
ヤン・ハンセン | C | 20 | 7’1″ |
カレブ・ラブ(TW) | G | 23 | 6’4″ |
デニ・アヴディヤ | SF | 24 | 6’9″ |
トゥマニ・カマラ | F | 25 | 6’7″ |
ブライス・マクゴーウェンズ | G | 22 | 6’6″ |
デュオプ・リース | C | 29 | 6’9″ |
ロバート・ウィリアムズ三世 | C | 27 | 6’9″ |
マティス・サイブル | SG | 28 | 6’5″ |
レイアン・ルパート | G | 21 | 6’6″ |
※ 複数の公式情報をもとに現在の契約を確認したロスター選手です。
※ TW=ツーウェイ契約選手
Damian Lillard(デイミアン・リラード)とは?
リラードは2012年にNBA入りして以降、得点力とリーダーシップでリーグを代表する選手へと成長しました。
ブレイザーズでの11シーズンで築いた功績は、球団史に名を残す伝説級の存在です。
- 2万得点達成(現役選手で8人目)
- キャリアハイ:71得点(2023年 vs ロケッツ)
- オールスター出場:通算7回
- 東京五輪 金メダル(アメリカ代表)
- 満票で新人王(2012-13)
キャッチフレーズはもちろん「Dame Time」。
試合終盤に炸裂する彼のクラッチシュートは、NBAファンの記憶に深く刻まれています。
私が選ぶベスト・オブ・リラード
私にとってリラードといえば、やはりこの1本です。
🎯 0.9秒で試合を決めた伝説のブザービーター(YouTube)
試合終了間際、まるで時計が止まったかのように放たれた3ポイントシュート。
仕事中に隠れて試合を見ていましたが、思わず立ち上がってしまいました。
強靭なメンタル、クラッチタイムの強さ……日本でもファンになった方も多いのではないでしょうか。
おわりに
リラードの復帰によって、ブレイザーズは単なる若手育成チームではなく、「文化」と「信念」を持ったチームへと生まれ変わろうとしています。
2025-26シーズンは、彼にとってもブレイザーズにとっても、再出発の年。
怪我からの復帰後、どんなプレーを見せてくれるのか。そして、期待の若手選手たちはどんな成長を遂げるのか。
今後のポートランドに注目が集まります。